今年の日本の世相を食で反映する「今年の一皿®」2023年は「ご馳走おにぎり」に決定しました

投稿日:2023.12.04

今年の日本の世相を食で反映する「今年の一皿®」2023年は「ご馳走おにぎり」に決定しました

2014年の「ジビエ料理」から始まった「今年の⼀⽫®」は、優れた⽇本の⾷⽂化を⼈々の共通の遺産として記録に残し、保護・継承するために2014年に開始し、今回で10回⽬になりました。2023年は「ご馳走おにぎり」に決定しました。

 

2023年  今年の一皿®「ご馳走おにぎり」

 

選定理由として以下の3点があげられています。

  • ふんだんに乗せた具材のしるしが食欲をそそり、見た目の華やかさからSNSを中心に話題となった。
  • 豊富な具材から選べる楽しみと飲食店で握りたてを味わうスタイルが消費者に受けご馳走へと進化した。
  • おにぎりの消費支出額(※1)が増加傾向にあり専門店の新規開業が相次いで、中・外食の精米消費(※2)を後押しした。
  • また海外でも“ONIGIRI”の名で販売され、日本の伝統的な食文化が浸透しつつある。
     

※1 「家計調査結果」(総務省統計局)より
※2 米穀安定供給確保支援機構「米の消費動向調査結果」より

 

2023年その他各賞

  • 準大賞「米粉グルメ」

    選定理由
    ・輸入小麦の高騰が長期化する中、代替品として供給が安定している国産米粉への注目が集まった。
    ・製粉技術が向上し細かく粉砕できるようになったことで、米粉ならではの「もちもち」「しっとり」といった食感を活かした製菓やパン、麺など様々な料理に使われるようになった。
    ・近年の健康志向の高まりを受け、低グルテンメニューとしての広がりが期待できる。

食のポシビリティ賞「陸上養殖魚」

  • 選定理由
    ・海洋汚染や地球温暖化など環境問題の影響を受けにくく、持続可能な水産資源として注目され始めている。
    ・場所を選ばずに養殖できることから鮮度維持や輸送コストの削減にもつながる。
    ・先端技術を用いた新規事業者が参入することにより、美味しさの追及や品質向上が期待される。

    ※陸上に人工的に創設した環境下で養殖をした魚のこと。

  • ノミネート「ホタテ」

    選定理由
    ・諸外国での水産物禁輸措置を受け、日本の水産業が大きな打撃を受けた。
    ・ホタテをはじめとする余剰在庫を消費するため、大手外食チェーンでのメニュー展開・ふるさと納税の返礼品などを通じた支援の動きがみられた。
    ・今後は国内における販路拡大や飲食店でのメニュー提供など消費がより高まる可能性がある。

 

 

いずれもぐるなびが保有する「ビッグデータ」から検索数や上昇率などの一定条件を満たした40ワードから、ぐるなび会員へのアンケート、メディア審査を経て、「今年の一皿®」実行委員会によって最終承認、決定しました。

過去の実績

2022年 冷凍グルメ

2021年 アルコールテイスト飲料

2020年 テイクアウトグルメ

2019年 タピオカ

2018年 鯖(さば)

2017年 鶏むね肉料理

2016年 パクチー料理

2015年 おにぎらず

2014年 ジビエ料理

 

 

「今年の一皿®」公式ページ
http://gri.gnavi.co.jp/dishoftheyear/