商品開発向けメニューバリエーション把握のためのランキング抽出【ぐるなびのビッグデータ紹介 第2回】

 

こんにちは。ぐるなびデータライブラリ編集部です。本編集部では、ぐるなびのデータサービス「ぐるなびデータライブラリ」のデータを元に、トレンド予想やメニューの分析を行っております。5回に渡ってぐるなびの持つビッグデータの活用方法をご紹介しています。

  1. 食トレンドを把握するには?トレンドがわかるビッグデータ活用3選
  2. 商品開発向けメニューバリエーション把握のためのランキング抽出
  3. メニューをあらゆる観点で分析したいときに活用できるぐるなびのデータ
  4. 中華カレーは伸びている?裏付けとなるデータが必要な際に
  5. 指定メニューを取り扱う飲食店のエリアや業態の分析をしたいときに
 

第2回目である本記事では、商品開発に役立つメニューバリエーションを把握するためのメニューデータのランキングについてご紹介します。

メニューのバリエーション情報をどのように入手していますか?

新商品やメニュー開発を検討する際、多くの場合、そのメニューや食材を使ったバリエーションの情報を入手することが不可欠です。しかし、自力で情報を探すと、定性的な情報が主体であり、具体的な数値やデータが欠けている場合があります。そこで、ぐるなびのビッグデータを活用することで、より定量的な情報から判断する上でのエビデンスとして活用してみるという選択肢があります。

今回はそんな時に役立つぐるなびのデータを使ったランキングのデータについてご紹介します。

ぐるなびビッグデータのランキングで解決

ぐるなびの持つビッグデータとは?

ぐるなびでは独自のビッグデータとして、食に関する2つの指標をベースにしたデータを保持しています。

一つ目が、ぐるなびの飲食店ページに掲載されているメニュー情報を取得することで飲食店での取扱状況を示すデータ「取扱指数」、二つ目は消費者の検索状況を把握できるデータ「検索指数」という指標です。

取扱指数は、約7万店の飲食店自らがぐるなびに登録する正確な一次情報のメニューデータを元にした指標であり、消費者の口コミサイトなどを元にしたデータと大きく異なるところが特徴です。またこちらはエリア・業態単位での分析も可能となっています。

エリアはぐるなびが独自に付与した区分けで、都道府県単位から"銀座""新宿"などの細かい区分があり、業態は飲食店が決めている"居酒屋""和食"などの大業態と、それをさらに細分化した”焼き鳥””おでん”などの中分類があります。

ビッグデータを使ったメニューランキング

そのビッグデータを使って集計するものが「メニューランキング」です。
メニューランキングは、目的やご要望をヒアリングさせていただいたうえで、ジャンルや期間など目的に合ったデータを納品させていただくサービスです。
納品ファイルはローデータ(xls)、オプションでぐるなびの考察や分析なども追加したレポート形式(pdf)での提供も致します。
「スイーツ」「麺類」などの大きなジャンルから、「カレー」を含む部分一致など、様々な目的への対応が可能です。

指標は”飲食店での取扱”と”消費者の検索”の二種類

ランキングの指標については、先にご紹介した飲食店での取り扱いを示す「取扱指数」と消費者の検索を示す「検索指数」の二種類をお選びいただけます。取扱は市場の傾向、検索は消費者のニーズが反映されています。例えば「カレー」のランキングの場合、取扱と検索で下記のように傾向が変わってきます。
(データはサンプルです)

定番かトレンドか、目的に応じて選べるランキング

また目的に応じて下記の2つからランキングの定義をご選択いただけます。

1.定番ランキング
└ 定番メニューのバリエーションを知りたい時
2.増加率ランキング
└ 最新トレンドメニューのバリエーションを知りたい時

さらに両方のランキングを比較することで、現在の傾向と未来の傾向を比較・把握することができます。
(データはサンプルです)

春夏秋冬の傾向の違いを把握できる"季節指数"

季節ごとの傾向の違いを把握したい場合は「季節指数」が役立ちます。季節指数とは、春夏秋冬の各取扱指数の平均を算出し、年間平均の取扱指数と比較し季節性を算出した指数のことです。季節要因を受けた四季ごとのメニューの傾向を把握することができます。
(データはサンプルです)

メニューの深堀も可能

ランキングでバリエーションを把握でき、スコープを充てる対象のメニューが決定したら、次はそのメニューについての深堀分析も可能です。該当メニューを取り扱う飲食店のエリア・業態分布や、提供平均価格、そのメニューを取り扱う飲食店ページを閲覧しているユーザーの性年代割合などを分析することが可能です。こちらについては次回の記事で詳しくご紹介させていただきます。

ぐるなびのビッグデータを使ってみませんか?

本記事では商品開発向けメニューバリエーション把握のためのランキング抽出をご紹介させていただきました。
ご紹介したほかにもご要望に合わせ条件を選択いただけるデータ抽出も行っております。気になるデータやご不明点等ございましたら、ご気軽にお問い合わせください。

次回はメニューをあらゆる観点で分析したいときに活用できるぐるなびのデータをご紹介します。是非お読みください。


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