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こんにちは、ぐるなびデータライブラリ編集部です。
本編集部では、ぐるなびが行った飲食店アンケートや、データサービス「ぐるなびデータライブラリ」のデータを元に、トレンド予想やメニューの分析を行っております。

スルスルと食べられ、特に食欲が落ちやすい夏でも重宝する麺類。昨年の麺類メニュー特集(記事はこちら)では韓国のB級グルメ旨辛麺メニューである「ラッポギ」に注目しましたが、今年はトレンドにも変化があるようです。人気の麺類メニューから注目メニューまで、ぐるなび独自のデータから紐解きます。

中華麺メニューが定番人気!

まずは直近12ヶ月における飲食店の取扱指数から、定番人気の麺メニューをランキング形式で紹介します。

* 取扱指数…指定キーワードについて、特定時点の全店舗数における取扱店店舗数の割合を表す数値。特定時点で1,000店舗あたり何店舗存在するかという指標。
*2024年6月現在
*直近12か月分の月次取扱データを平均し多い順にランキング化

 

「そば」「うどん」「ラーメン」といった王道麺類メニューの人気は健在。特にお腹にたまる小麦粉を使った中華麺をベースとしたメニューが人気のようです。第5位の「冷麺」については、韓国式は“そば粉”や“でんぷん粉”ベース、盛岡式は“小麦粉”ベースの違いがあり、日本国内では小麦粉ベースの冷麺が多いのが特徴です。

「焼き」がトレンドキーワード

次に、現在のトレンドメニューはどんな傾向があるのかを見ていきましょう。この1年で取扱指数が上がった麺類メニューを、増加率ランキングで紹介します。

*直近12か月分の麺メニューの取扱指数の前月からの増加率を平均し、上位メニューをランキング化
*2024年6月現在

※1 羊肉と野菜を炒め中華麺を加えた 長野県特有の麺料理
※2 トッポギにラーメンを加えた麺料理


辛い味付けは相変わらず人気ですが、直近12ヶ月で注目の麺類メニューのキーワードは「焼き」。「焼きちゃんぽん(チャンポン焼き)」や「あんかけかた焼きそば」、「日田焼きそば」などをはじめ、スープなしの焼き・炒め麺類メニューの人気が顕著に出ています。また、中華麺を使用したメニューの人気のほか、そば・うどんといった日本独自の麺類を使ったメニューの人気も垣間見られます。

国内では台湾風が人気の「牛肉麺」

ぐるなび注目の麺類メニューは、「牛肉麺(中国語読みでニュウローメン)」。もともとは中国全土で食べられている麺料理で、各地方でスタイルや味付けが異なります。
日本国内で注目されているのは、台湾式の牛肉麺。昨年からトレンドのガチ中華や台湾グルメの根強い人気が続く中でさらに人気を博しています。大手中華料理チェーンでは、2024年3月から台湾フェアを開催しており、牛肉麺はその看板メニューの1つとしてピックアップされ、現在もその人気に拍車がかかっています。

焼き × 中華麺がブームの予感

昨年のトレンドではスープの味付けを変えることがメインだった麺類メニューでしたが、今回のトレンド人気では、麺そのものに香ばしさを足したり、絡めるソースをメインに味付けしたりする「焼き・汁なし」メニューの人気が顕著となる結果となりました。また、味付けは韓国料理を主に辛い味付けがブームだった昨年に比べて、辛くない中華料理(台湾料理)人気も台頭。焼き × 中華麺ベースの焼きそばメニューなどはまだまだ知られていないものも多くあり、今後の動向にも注目です。


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