2024年トレンド鍋®は「新感覚すき焼」に決定!“新感覚”の参考メニューもご紹介
こんにちは、ぐるなびデータライブラリ編集部です。
本編集部では、ぐるなびが行った飲食店アンケートや、データサービス「ぐるなびデータライブラリ」のデータを元に、トレンド予想やメニューの分析を行っております。
毎年ぐるなびが発表している「トレンド鍋®」。ぐるなびが持つビッグデータや会員へのアンケート調査などをもとに予測・選定した、その年のトレンドになりそうな鍋料理を紹介しています。
今年2024年は、日本食として馴染みのあるすき焼きを進化させた「新感覚すき焼き」が選出されました!どんな点で、この「新感覚すき焼き」が注目されるのか、アンケートとデータから分析します。さらに“新感覚”とは実際にどんなものなのか、具体的な参考メニューもあわせて紹介します。
人気は「和風」「肉系」がキーワード
まずは、どんな鍋メニューに注目が集まっているのかを見ていきましょう。ぐるなび掲載店舗に登録されている鍋料理のデータから、直近12ヶ月で取扱指数(※)が上がったメニューを、増加率順にランキングで紹介します。
※取扱指数…指定キーワードについて、特定時点の全店舗数における取扱店店舗数の割合を表す数値。特定時点で1,000店舗あたり何店舗存在するかという指標です。
ランキングによると、TOP20のうち半数以上を占める13個が和風系の鍋メニューとなっており、さらに10個が肉系の具材を使っています。ヘルシーなイメージがある鍋メニューですが、ガッツリとお腹を満たしてくれる肉系具材、そして濃い目の味付けが人気のようです。
2024年トレンド鍋®「新感覚すき焼」選出のポイント
今年のトレンド鍋®「新感覚すき焼」が選出されたポイントとして、下記2点が挙げられます。
(1)国境を越えた高い認知度と顕著な人気
(2)インバウンド回復による国産高級食材の需要
国境を越えた高い認知度と顕著な人気
ぐるなびが独自にとったアンケートでは、「すき焼きがとても好き・好き」と答えた人は、80%以上。また今回選出した「新感覚すき焼き」についても「食べてみたい・機会があれば食べてみたい」と答えた人がほとんど。伝統的な日本料理だからこそ知名度も高く、年齢関係なく老若男女から好かれていることがわかります。
インバウンド回復による国産高級食材の需要
すき焼きは、「SUKIYAKI」として長年海外でも親しまれており、事実、昨年度の「楽天ぐるなび外国語版(https://gurunavi.com/)」におけるページビュー数(閲覧数)では、同じく和牛を使った「しゃぶしゃぶ」と比較して約2.5倍を誇っています。
さらに、海外における昨今の輸入規制と円安の影響も多大で、訪日外国人による日本国内の高級食材の需要も上がっています。インバウンド回復に伴い、その知名度と、この高級食材の需要を満たす和牛メニュー「SUKIYAKI」の注目度も上がっているということです。
「新感覚すき焼き」って? 2つの参考メニュー
今年のトレンド鍋®である「新感覚すき焼き」の選定ポイントについて解説してきましたが、具体的にどんな点が“新感覚”として期待されているのでしょうか。
独自アンケートによると、期待する“新感覚”の上位3つは以下の通り。
1位「洋風でおしゃれ」(26.3%)
2位「エキゾチックで異国情緒あふれる」(18.3%)
3位「ヘルシーで健康的」(17.1%)
味付けとしては、全体的にピリ辛、濃厚、コクがあるなど、濃い目の味付けが期待されているようです。これらの“新感覚”要素を含めた、ぐるなび発の「新感覚すき焼き」メニュー例を2つ紹介します。
“ヨーグルト卵”で食べる黒毛和牛の燻製すき焼き
燻製醤油を加えた、燻された香りが特徴の割下に、旨味あふれる黒毛和牛肩ロースの組み合わせたすき焼きメニュー。生卵で食べる、というイメージをアップデートし、さっぱりとしたヨーグルトと生黒胡椒を加えた濃厚な卵にくぐらせることで、おいしさが倍増する新感覚です。〆には、トレンドのTKM(たまごかけ麺)がぴったり。
とろけるオムレツのトマトすき焼き
「新感覚すき焼き」のイメージとして1位だった「洋風でおしゃれ」なすき焼きは、生卵で食べるのが定番なすき焼きを、オムレツでアレンジしたメニュー。卵が一面に覆われたオムライスの様な見た目で、半日じっくり煮込んだとろける豚肩ロース肉とトマトのほどよい酸味がクセになる、和洋折衷の新感覚を表現。〆には、ライスコロッケをお鍋に入れ、煮詰まったスープをかけて崩し、リゾット風にして食べるのがおすすめです。
いつもの素材・工程+ひと手間が、定番をアップデート
昨今のグルメ界隈ブームのきっかけとして欠かせない要素となっている、国内産素材や昔ながらの日本食メニューの見直し。これは、日本の冬の風物詩でもある鍋メニューも同様で、今まで知らなかった海外の鍋料理を新たに取り入れる、というよりも、今ある素材を使って、日本の鍋メニューをいかにアップデートするか、ということがポイントとなるようです。
「新感覚すき焼き」を筆頭に、負荷にならない程度のオペレーション/料理工程のアレンジ、外国人や現代の人にも受け入れられやすい少しパンチの効いた味付け鍋が、今冬の新たな鍋ブームを生み出しそうです。
【アンケート調査概要】
■調査日:2024年9月3日(火)~5日(木)
■調査対象 : 20~60代 男女ぐるなび会員
■調査方法 : インターネット調査
■調査人数 : 計2,439名
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【飲食店の2025年経営戦略】レポート
2025.02.10
昨年(2024年)の業績は、コロナ後の回復基調から利益や客数などで変化のきざしがみられ、今後1年間(2025年)の業績予想も、やや控えめになっているようです。大幅な業績アップが望めない状況の中、経営戦略を改めて考えてみる必要があるのではないでしょうか。 経営状況や今後1年間(2025年)の経営戦略を、ぐるなび加盟飲食店の皆さまにお伺いしました。あわせて経営戦略のひとつとして注目されるM&Aについても聞いています。経営上の様々な課題への今後の戦略を考えるヒントを探ります。
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ぐるなびに加盟している全国の飲食店を対象に、生鮮野菜の取扱いについて、仕入状態、通年取り扱っている野菜、仕入先、仕入頻度、取扱い量の変化、重視点、珍しい野菜の導入意向、仕入れ先数、仕入先の使い分け、仕入れ先の特徴、仕入れ先生産者の認知経路、生産者からの直接仕入れの意向、直接仕入れにおける課題、人気メニュー、生鮮野菜取扱い上の課題など、意識と実態を調査しました。
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