【個性や特別感がキーワード?】アルコール飲料のトレンドを大調査
こんにちは、ぐるなびデータライブラリ編集部です。
本編集部では、ぐるなびが行った飲食店アンケートや、データサービス「ぐるなびデータライブラリ」のデータを元に、トレンド予想やメニューの分析を行っております。
日本のアルコール飲料の種類は、世界でもまれに見る豊富さ。飲食店はもとより、コンビニやスーパーの棚に並ぶラインナップも、季節や流行に合わせて常に変化していますよね。今回は、ぐるなびが持つさまざまなデータをもとに、飲食店で扱うアルコール飲料の定番やトレンドの分析から、ぐるなび注目のアルコールも紹介します。
目次
サワーは「甘酸っぱい」味が定番化
まずは、ぐるなび掲載店舗に登録されているアルコール飲料のデータから、取扱指数(※)が多い順にランキング形式で紹介します。ここから、定番人気のアルコール飲料が分かります。
※ 取扱指数とは:指定キーワードについて、特定時点の全店舗数における取扱店店舗数の割合を表す数値です。1,000店舗あたり何店舗存在するかという指標で算出しており、数値が高いほど取扱店舗が多いと判断できます。
ランキング上位の多くは、料理の味を邪魔しない、ビールやハイボールといったスッキリとした味わいのアルコール飲料がほとんど。チューハイやサワー、カクテルでは、柑橘系の味わいが多く、カシスやオレンジ、グレープフルーツなど、甘酸っぱいテイストの人気が定番化しているようです。
「◯◯の炭酸割り」が飛び抜けて人気
次に、ぐるなび掲載店舗に登録されているアルコール飲料のデータから、昨年に比べて取扱指数が上がったメニューを、増加率順にランキングで紹介します。ここから、昨年から今年にかけて消費者ニーズ、つまり人気が出たアルコールドリンクが分かります。
「◯◯ハイボール」「◯◯サワー」など、ウイスキーやリキュールの“炭酸割り”の高い人気が明らかになる結果となりました。そのほか、『日本酒×レモンサワー』や『レモン×ジンジャーハイボール』、『アロエ×レモンサワー』といった、レモンサワーの進化系ドリンクの登場も目立っています。
注目は、さまざまな個性を持つ「クラフトジン」
クラフトジンは、「ジュニパーベリー」という果実で香りづけした蒸留酒「ジン」にハーブやスパイスなどを用いてアレンジを加えたアルコールのこと。ウイスキーや日本酒と同じように、クラフトジンも原料・製法・産地など生産者の個性が強く、銘柄も多いことが特徴で、味のバリエーションも豊富です。
飲食店でのクラフトジンの取扱指数は、上のグラフの通り。2020年10月から2022年10月の2年間で、約182%増加し、人気を集めています。イギリスやオランダが主な生産国であるクラフトジンですが、昨年、東京都・蔵前にクラフトジン蒸溜所が誕生し、注目を集めたことが背景として考えられます。
「ならでは」の“個性”を求められるアルコール
今回紹介した「クラフトジン」もそうですが、ここ10年ほどで、飲食店では日本酒や自家製レモンサワーのブームが起こりました。地域や作り手、原料によって大きく味わいが違う特別感は、料理も同じ。アルコール飲料についても、作り手の“個性”や「このお店ならでは」といった特別感が求められる時代になってきているのかもしれません。
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【飲食店の2025年経営戦略】レポート
2025.02.10
昨年(2024年)の業績は、コロナ後の回復基調から利益や客数などで変化のきざしがみられ、今後1年間(2025年)の業績予想も、やや控えめになっているようです。大幅な業績アップが望めない状況の中、経営戦略を改めて考えてみる必要があるのではないでしょうか。 経営状況や今後1年間(2025年)の経営戦略を、ぐるなび加盟飲食店の皆さまにお伺いしました。あわせて経営戦略のひとつとして注目されるM&Aについても聞いています。経営上の様々な課題への今後の戦略を考えるヒントを探ります。
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食関連データ・24年12月「生鮮野菜」
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