食トレンドを把握するには?トレンドがわかるビッグデータ活用3選【ぐるなびのビッグデータ紹介 第1回】
こんにちは。ぐるなびデータライブラリ編集部です。本編集部では、ぐるなびのデータサービス「ぐるなびデータライブラリ」のデータを元に、トレンド予想やメニューの分析を行っております。今回から5回に渡ってぐるなびの持つビッグデータの活用方法をご紹介します。
- 食トレンドを把握するには?トレンドがわかるビッグデータ活用3選
- 商品開発向けメニューバリエーション把握のためのランキング抽出
- メニューをあらゆる観点で分析したいときに活用できるぐるなびのデータ
- 中華カレーは伸びている?裏付けとなるデータが必要な際に
- 指定メニューを取り扱う飲食店のエリアや業態の分析をしたいときに
第1回目である本記事では、食トレンド把握のためのデータサービスをピックアップします。
今年の世相を反映するメニューを発表「今年の一皿®」
ぐるなびのデータの活用例として代表的なものが「今年の一皿®」です。ぐるなび総研から発信している「今年の一皿®」は、「優れた日本の食文化を人々の共通の遺産として記録に残し、保護・継承するために、その年の世相を反映し、象徴する食」として、「今年の一皿®」を毎年発表しているものです。ユーザーによる検索・行動履歴などのビッグデータから抽出したワードをもとに、ぐるなび会員を対象としたアンケートおよびメディア関係者の審査を経て決まります。
2023年も12月4日に「今年の一皿®」およびノミネートの4メニューが発表されました。
大賞である「ご馳走おにぎり」は、SNS映えする見た目の華やかさ、豊富な具材のバリエーション、中・外食の精米消費の後押し、インバウンド需要などを背景に選出されました。
その他にも、準大賞として「米粉グルメ」、食のポシビリティ賞に「陸上養殖魚」、ノミネートとして「ホタテ」が選出されました。
いずれもぐるなびが保有する「ビッグデータ」から検索数や上昇率などの一定条件を満たした40ワードから、ぐるなび会員へのアンケート、メディア審査を経て、「今年の一皿®」実行委員会によって最終承認、決定しました。
どのようにトレンド情報を入手していますか?
突然ですが、食に関するトレンドを知りたい時に皆様はどのような手段で情報を入手しているでしょうか?今回はトレンド把握のためのデータ活用をご紹介させていただきます。
ぐるなびの持つビッグデータとは?
ぐるなびの飲食店ページに掲載されているメニュー情報を取得することで飲食店での取扱状況を示すデータ「取扱指数」、消費者の検索状況を把握できるデータ「検索指数」という指標を集計・提供しています。取扱指数は、約7万店の飲食店自らがぐるなびに登録する正確な一次情報のメニューデータを元にした指標であり、消費者の口コミサイトなどを元にしたデータと大きく異なるところが特徴です。またこちらはエリア・業態単位での分析も可能となっています。
次に流行するメニューをデータで、毎月5つ導き出す「トレンド予報」
未来のトレンドを先取りできるのが「トレンド予報」です。トレンド予報とは、ぐるなびの持つ様々なビッグデータを元に、半年以内に流行すると予測されるメニューを毎月5つ発表しているサービスです。
メニューの選出には、東大の研究室と共同開発したぐるなび独自のロジックを採用しています。過去の気温・風速・湿度などの蓄積データから未来の天気を予測する天気予報のように、取扱・検索・予約データなどを多角的に分析しメニューを導き出すことを可能にしています。
トレンド予報掲載メニューを深堀した「トレンド予報レポート」
トレンド予報はぐるなびの提供するBIツール「ぐるなびデータライブラリ」内に含まれるコンテンツで、基本的には本ツールをご契約いただいた企業様のみ閲覧可能となりますが、トレンド予報をピックアップしレポート化した「トレンド予報レポート」というサービスもございます。
こちらのサービスではただメニューをお伝えするだけではなく、流行するポイントや背景、裏付けとなるデータ、人気店なども合わせて紹介しています。資料をベースとしたセミナー形式でのオンライン解説も可能となっています。
現在こちらのサービスは、大手流通小売の企業様など複数社でご活用いただいております。
ご希望のカテゴリーランキングを集計する「メニューランキング」
トレンド予報レポートは料理・食材のジャンル問わず毎月5メニューを発信するサービスですが、「メニューランキング」サービスでは、ご希望のカテゴリーに属するメニューや食材の外食市場における取扱や検索のランキングを抽出・集計いたします。
カテゴリーは「食材」「ドリンク」などの大きな分類から、「カレー」「サラダ」「アイスクリーム」等の細かい分類まで、ご要望をヒアリングし最適なデータをご提案させていただきます。データの指標は、飲食店での取扱いを示す「取扱指数」、消費者の検索を示す「検索指数」をお選びいただけます。
こちらは飲料メーカー様のリクエストでドリンクの取扱指数をランキングにしたものです。指数だけでなく増加率や推移なども集計可能です。またエクセルでのローデータ納品の他にオプションでレポート形式でも納品いたします。
ぐるなびのビッグデータを使ってみませんか?
本記事ではトレンド把握のためのデータ活用をご紹介させていただきました。
ご紹介したほかにもご要望に合わせ条件を選択いただけるデータ抽出も行っております。気になるデータやご不明点等ございましたら、ご気軽にお問い合わせください。
次回は商品開発やメニューバリエーションに関するデータ活用をご紹介します。是非お読みください。
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【飲食店の2025年経営戦略】レポート
2025.02.10
昨年(2024年)の業績は、コロナ後の回復基調から利益や客数などで変化のきざしがみられ、今後1年間(2025年)の業績予想も、やや控えめになっているようです。大幅な業績アップが望めない状況の中、経営戦略を改めて考えてみる必要があるのではないでしょうか。 経営状況や今後1年間(2025年)の経営戦略を、ぐるなび加盟飲食店の皆さまにお伺いしました。あわせて経営戦略のひとつとして注目されるM&Aについても聞いています。経営上の様々な課題への今後の戦略を考えるヒントを探ります。
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食関連データ・25年1月「ヘルシーメニュー」
2025.01.28
ぐるなびに加盟している全国の飲食店を対象に、健康メニューについて、取扱い状況、訴求点、実際に提供しているメニュー、参考情報、注文客層、客からの評価、今後の取扱い意向と実際に取扱いたいメニュー、取扱いのメリット、健康ドリンクの取扱い状況、実際に提供している健康ドリンクと今後提供したいものなど、意識と実態を調査しました。
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食関連データ・24年12月「生鮮野菜」
2024.12.24
ぐるなびに加盟している全国の飲食店を対象に、生鮮野菜の取扱いについて、仕入状態、通年取り扱っている野菜、仕入先、仕入頻度、取扱い量の変化、重視点、珍しい野菜の導入意向、仕入れ先数、仕入先の使い分け、仕入れ先の特徴、仕入れ先生産者の認知経路、生産者からの直接仕入れの意向、直接仕入れにおける課題、人気メニュー、生鮮野菜取扱い上の課題など、意識と実態を調査しました。
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