【ビッグデータで見る食トレンド】2021年の鍋トレンド(後編)

投稿日:2021.12.01

こんにちは、ぐるなびデータライブラリ編集部です。
【ビッグデータで見る食トレンド】2021年の鍋トレンド(前編)では、鍋料理ランキングや組合わせられている食材について分析をしました。後編では、ぐるなびの注目している鍋メニューについて分析していきます。

目次

2021年「トレンド鍋®」は "まるごと鍋™"​

ぐるなびでは、2009年よりその年に流行すると予想される鍋メニューを「トレンド鍋®」として発表しています。本格的な鍋シーズンの到来に先駆けて、ぐるなびの持つビッグデータや消費者アンケートなどをもとに、毎年選定を行っています。

昨年の「トレンド鍋®」は、コロナ禍でも楽しめる鍋の食べ方スタイルとして「みんなでこなべ™」を選定。今年は新たな食のスタンダードとして注目されている、サステナビリティに配慮された鍋として"まるごと鍋™"を提案しました。

"まるごと鍋™"の特徴は、食材をまるごと使い切る、端材で出汁をとる、タレを使わなくてもスープに味がついている鍋です。

選定理由としては、下記が挙げられます。
・ラベルレスペットボトルや紙ストローへの切り替えなど「サステナ消費」への意識の高まり
・賞味期限が近い商品の値引き販売や持ち帰り用容器の普及など「食品ロス削減」意識の高まり
・地域の生産者に対する応援消費や、地元食材メニューの人気上昇など「地産地消」意識の高まり

“SDGs”取扱指数

  • こちらのグラフは、メニューやメニュー説明などで“SDGs”を謳っている店舗の取扱指数です。2021年に入り増加をし続けていることがわかります。

 

 

ぐるなびが注目している鍋料理

ぐるなびデータライブラリでは、食のビッグデータを活用して、半年以内に流行する可能性があるメニューを毎月5つ発表しています。メニュー選出には、過去に流行したメニューデータを多角的に分析し、それに似た傾向の推移を辿っているメニューを抽出するという独自のデータロジックを使用しています。
今回はそのメニューの中で、直近に紹介した鍋料理関連のメニューを紹介します。

餃子鍋

  • 【メニュー説明】
    餃子を鍋料理の具材にしたメニュー。味付けや餃子以外の使用食材に明確な定義はなく、ピリ辛韓国風、水炊き風、トマト味のイタリアンなど、バリエーションが豊富な点も特徴。また、余った餃子を味変のアレンジレシピとして使用できる点も魅力のひとつ。2021年春頃には、もつ鍋風のスープにたっぷりの野菜と冷凍餃子を使ったレシピがテレビで紹介され話題となった。


前編の組合わせワードのランキングにも登場した“餃子”ですが、トレンド予報分析でもデータの裏付けがあり流行の可能性が見られるという結果になりました。餃子専門店の増加など、餃子ブームがきているということもあり、今年らしい鍋といえるでしょう。

サムゲタン

  • 【メニュー説明】
    丸鶏の中に高麗人参、もち米、松の実等を詰めて煮込んだ韓国の薬膳料理。韓国では夏によく食べられており、日本の土用の丑のように、暑気払いのためサムゲタンを食べる「伏日(ポンナル)」という日も存在する。日本でも、韓国料理店などでは昔から提供されている定番メニューだが、ここ数年は各メーカーからサムゲタンスープの素なども発売されている。 丸鶏というスタイルで、食材をまるごと余すことなく使うという観点からも、注目のメニュー。


韓国では定番料理で、日本でも韓国料理店などでは定着しているサムゲタンですが、韓国グルメブームの継続で、この種の定番系メニューにも改めて注目がされるようになり、データとしても流行の傾向が出ています。

“サムゲタン”取扱指数推移

  • 店舗での取扱指数も2021年4月頃から上昇傾向にあり、直近の2021年10月には急増しています。
     


 

 

まとめ:様々な要素を反映した鍋トレンド

データとともに様々な鍋料理に関する分析をご紹介しました。今年は調理・食べ方のスタイルとしてのトレンド鍋「まるごと鍋」(「サステナブル」「食品ロス」「端材利用」)を発表しましたが、「韓国」「餃子」などのキーワードは、鍋だけでなく食全体のトレンドとして現在盛り上がりを見せています。そのなかで、余った餃子や端材を利用できるを「餃子鍋」や、鶏をまるごと使った「サムゲタン」はそのポイントも押さえ、特に注目の鍋メニューといえるでしょう。


 

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本記事内のデータは、ぐるなびの持つ飲食店のビッグデータ・ぐるなびデータライブラリから抽出したデータを使用し、分析・解説をしています。本サービスにつきまして、詳細はこちらをご覧ください。

 

 

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