2025年の調味料トレンド!2024年と大きく変化した傾向と注目メニューを紹介

 

こんにちは、ぐるなびデータライブラリ編集部です。
本編集部では、ぐるなびが行った飲食店アンケートや、データサービス「ぐるなびデータライブラリ」のデータを元に、トレンド予想やメニューの分析を行っております。

今回は、「調味料」特集です。和食・和素材ブームの影響を大きく受けていた昨年の調味料トレンドですが、今年はその傾向にも変化があったようです(昨年の記事はこちら)。
ぐるなびの独自データから、2025年の傾向とトレンドを分析していきましょう。

定番は大きく変わらず和風がメイン

まずは全国のぐるなび登録飲食店における取扱指数*が高い調味料、いわゆる“定番”の調味料をランキング形式で紹介します。
*取扱指数…指定キーワードについて特定時点の全店舗数における取扱店店舗数の割合を表す数値で、特定時点で1,000店舗あたり何店舗存在するかという指標です。

※ぐるなびメニュー掲載店舗で取り扱われているメニューデータの中から、調味料に該当するメニューの2025年9月の取扱指数の上位メニューをランキングで記載。

昨年のランキングとほぼ変わらないラインナップとなりました。唯一変化があったのは、昨年20位だった「はちみつ」が14位にランクアップしたのみ。コクを生み出す和の調味料メインに、あとは柑橘や辛味といったアクセントとなる調味料が定番として定着しているようです。

ヨーロッパ発祥の調味料がトレンド

次に、調味料・味付けのトレンドを分析します。昨年と比べて取扱指数の増加率が高い調味料ランキングを紹介します。

*ぐるなびメニュー掲載店舗で取り扱われているメニューデータの中から、調味料に該当するメニューの取扱指数を、2025年9月と2024年9月の数値で比較し、増加率上位メニューをランキングで記載。

昨年同様、和風調味料のランクインがほとんどという結果となりました(20位中12つ)。特に2~4位の「はちみつ柚子」「焦がしにんにく」「明太子ソース」は昨年のトレンドランキングでもランクインしており、その注目が1年を通して継続しています。
注目は、洋風調味料のランクインが昨年は1つのみだったのが、大幅に増えて5つランクインした点。10位の「トリュフバター」や17位の「アイオリソース」など、ヨーロッパ発祥の調味料が人気のようです。

ラインナップを見る限り、単に味わいを追加するだけでなく「香り」も満たす調味料がトレンドになっているようです。

ぐるなび注目は「タルタルソース」

タルタルソースとは、マヨネーズをベースに、玉ねぎ・ピクルス・ゆで卵・パセリなどを混ぜ合わせた濃厚ソースのことで、ヨーロッパが起源といわれています。揚げ物やサラダなどを中心にさまざまな料理に合わせることができるのが魅力。

すでに国内でも定着しているイメージの調味料ですが、2025年春頃から取扱指数・検索指数*ともに上昇傾向になっています。これは、長崎県松浦市の町おこしがきっかけで人気が出ているアジフライの付け合せとして“進化系”タルタルソースが登場したり、大手コンビニエンスストア各社では「冷やして食べるチキン南蛮」が定番メニューになりつつあるなどの背景もあり、再注目されています。

*検索指数…ユーザーが、指定キーワードをどのくらい検索しているかを表す数値。特定期間に検索100,000回あたり何回検索されたかで算出。

調味料にも「香り」ブームが影響

これまでは韓国や中国、タイといった東アジアの調味料が定期的にブームになることが多く、特に「辛味」系が注目されることが多かった調味料。ここへきて、ヨーロッパ発祥の調味料により味変ブームが予想される結果となりました。
先日発表された2025年の「トレンド鍋®」でも「アロマ」がキーワードになっていましたが、香りによる癒しブームは、調味料にも新たなトレンドを生み出すかもしれません。

 

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