今やメイン料理!「サラダ」のトレンドと注目のメニューとは?

こんにちは、ぐるなびデータライブラリ編集部です。
本編集部では、ぐるなびが行った飲食店アンケートや、データサービス「ぐるなびデータライブラリ」のデータを元に、トレンド予想やメニューの分析を行っております。

ヘルシーで、食卓に彩りも与えてくれる「サラダ」。ヘルシー志向の高まりもあり、サラダ専門店も続々と登場しています。今回は、ぐるなびが持つデータから、このサラダにおけるトレンドを分析します。ぐるなび注目のサラダメニューについてもご紹介するので、ぜひチェックしてみてください!

料理ジャンル問わず取り扱えるサラダメニューが人気

ぐるなび掲載店舗に登録されている「サラダ」に該当するメニューの取扱指数(※)上位20位は以下の通り。ここから、定番人気のサラダメニューが分かります。

※取扱指数…指定キーワードについて、特定時点の全店舗数における取扱店店舗数の割合を表す数値。特定時点で1,000店舗あたり何店舗存在するかという指標。

和・洋・中・その他、料理ジャンル問わず合わせやすい味付けとなっているサラダメニューが人気のようです。

また、名前を見ただけで、なんとなくサラダのビジュアルや味付けが浮かぶ人も多いのではないでしょうか。サラダメニューの多くは、メインの具材や味付けを伝えるシンプルなネーミングのものが多いのも特徴です。

「海外発祥」と「+新食感」サラダが人気

次に、昨年に比べて取扱指数が上がったメニューを、増加率順にランキングで紹介します。ここから、サラダメニューのトレンドが明らかになります。

 

和風のサラダが多いものの、海外発祥のサラダもランクインしています。例えば1位の「エンダイブ」とは、ヨーロッパ東地中海沿岸原産のキク科の野菜のことで、ほろ苦く、シャキシャキとした食感が特徴です。17位の「アンチャットサラダ」はインド発祥、20位の「タブレサラダ」も中東発祥、と海外発祥のサラダを取り扱いも増えているようです。

また、注目したいのは4位「根菜チップサラダ」、5位「ごぼうチップスサラダ」、9位「五穀サラダ」など、食感をプラスしたサラダメニューの台頭です。ナッツ類の食感を楽しめるサラダは多いですが、ここ最近は、ナッツ類以外を使用した新しい食感をプラスしたサラダメニューの人気上昇も明らかになりました。

注目のメニューは「グルマンサラダ」

 

先述のランキングでも15位にランクインした「グルマンサラダ」に注目してみましょう。
“グルマン”とはフランス語で、和訳すると“美食家風”を意味します。そのため「美食家風サラダ」と呼ばれることもあります。具材に特に決まりはありませんが、キーワードは「リッチ」で「ボリューミー」なこと。“美食家風”と謳っていることから、そのお店の自慢の具材が使われることが多く、さらにグルマンサラダだけでもお腹いっぱいになれるほどのボリュームで出されることが多いです。

2022年の6月頃から、グンと取扱い数が増えています。

ヘルシー志向が後押しするサラダブームと進化

昨今のヘルシー志向の高まりは留まることを知らず、飲食店でも「高タンパク・低カロリー」などを謳う多くのヘルシーメニューが登場しています。その中でもサラダは、ビタミン・食物繊維も摂れる、見た目にも華やか、ドレッシングなどで味変も可能、とヘルシー志向の時流にぴったり。

今まではメインとは別のサブメニューとして見られていたサラダですが、ここ最近はサラダをメインとして扱う飲食店も多くなってきています。今回ご紹介した「海外発」や「新食感」、そしてお店ごとに違う「グルマンサラダ」に見られるように、自分ではなかなか食材を揃えたり作ったりするのが難しいサラダメニューが、今後の新たなブームを生み出すヒントになるかもしれません。