<2025年 スイーツトレンド>日本ブームのきっかけは韓国人気とSNS?
こんにちは、ぐるなびデータライブラリ編集部です。
本編集部では、ぐるなびが行った飲食店アンケートや、データサービス「ぐるなびデータライブラリ」のデータを元に、トレンド予想やメニューの分析を行っております。
今回は、スイーツを特集します。昨年はパリでのスポーツの祭典を控えてフランス発のスイーツに注目が集まっていましたが(昨年の記事はこちら)、今年はどんなスイーツが人気となるのか、データから分析・予想していきましょう。
海外の「MOCHI」人気で、国内でも再注目
国内飲食店で定番人気となっているスイーツ上位20位を、ぐるなび掲載店舗での取扱指数*から見ていきましょう。
※取扱指数…指定キーワードについて、特定時点の全店舗数における取扱店店舗数の割合を表す数値。特定時点で1,000店舗あたり何店舗存在するかという指標
※ぐるなびメニュー掲載店舗で取り扱われているメニューデータの中から、スイーツに該当するメニューの直近12ヶ月分平均の取扱指数の上位メニューをランキングで記載。
ほとんどは昨年の同ランキングと変わらずでしたが、17位に「わらび餅」がランクイン。ここ数年、海外でも「MOCHI」人気が定番化してきましたが、国内でもその美味しさが見直されているのかもしれません。
昨今の和スイーツブームは、一旦収束
次に、この1年で取扱指数の増加率が高かったスイーツメニューの上位ランキングを紹介します。直近12ヶ月で特に注目を浴びたスイーツが見えてきます。
ここ数年、和スイーツが上位20個のほとんどを占めていましたが、今年はその勢いも落ち着きが見られる結果に。和風スイーツ、洋風スイーツ、チョコレート系、アイス系…など、大きな偏りは見られず、さまざまなジャンル・素材のスイーツがまんべんなく人気のようです。
フードインフルエンサーが発端「ドバイチョコ」に注目
ドバイチョコとは、ドバイのショコラティエが考案したチョコレートのこと。ピスタチオフィリングとカダイフ(※)を混ぜたものにチョコレートをコーティングしており、ザクザクとした食感が特徴です。2024年にフードインフルエンサーがSNSで紹介した動画がきっかけで、他国へも人気が広がったとされています。日本では韓国での人気を受けて話題となり、各メディアで2025年トレンドスイーツと謳われることも。昨今では各菓子メーカーなどからも発売されており、今年注目のスイーツです。
※カダイフ:小麦粉やトウモロコシの粉から作られた中東の伝統的な麺状の食材
韓国トレンドが日本国内のブームにつながる
今年注目のドバイチョコは、韓国での人気を受けて日本でも注目されているスイーツ。この流れはスイーツ・食だけにとどまらず、あらゆる日本国内のブームの源として一般的になってきています。特に日本の若者たちが韓国でのブームが“最新”と捉えて、そこから国内ブームを作る傾向です。ここにはSNSが大きく影響しており、韓国の情報をSNSでキャッチアップした日本の若者が、日本国内でさらにSNSを通して発信する、という流れが生まれています。
ネクスト・ドバイチョコなる人気スイーツ・グルメも、韓国でのブームに影響されることが考えられるため、その動向に注目です。
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